女医とバルトレックス

女性にとってエストロゲンは大事な働きします

女性ホルモンのエストロゲンは生理終了後から排卵期にかけて分泌量が増加するホルモンです。
子宮内膜を厚くして受精卵の着床・妊娠に備える働きがありますが、妊娠以外にも重要な働きをしています。
日本人の平均閉経年齢は約51歳と言われており、加齢に伴いエストロゲンの分泌量が低下していきます。
それにより様々な身体の不調をきたす事を更年期障害と呼びます。
個人差はあるのですが自律神経が乱れて突発的なのぼせやイライラしたり眠れなくなるといった不安症状が起こります。

この様にエストロゲンの分泌は心にも身体にも影響を及ぼす特徴があります。
エストロゲンの主な働きは女性が女性らしくなる為に必要な事ばかりです。
中学生位から分泌が増していき、思春期に乳房を発達・また乳腺の発達を促します。
また髪の毛や肌をツヤツヤにして女性らしい身体を作っていきます。

妊娠できる身体を作る事や受精卵の着床・赤ちゃんのベッドを作ったりと、子孫を残す為に必要な働きを行いますが、さらには骨粗鬆症や動脈硬化等の病気を防ぐうえでも重要な役割を担っています。
動脈硬化の原因となる血中の悪玉コレステロールの増加を抑え、善玉コレステロールを増やして動脈硬化にならないようにします。
分泌が多い性成熟期には心臓病や高血圧等の病気になりにくく、血管系障害のリスクは男性よりも圧倒的に低いです。
性成熟期以降は分泌量が低下していき、それに比例して男性の頻度に近づいていきます。

骨粗鬆症との関係ですが、エストロゲンは骨を破壊する破骨細胞の働きを抑えたり、カルシウムの吸収を助けます。
骨密度を増加させて骨を丈夫に維持するのに重要なホルモンですが、閉経後は骨粗鬆症のリスクが男性の3倍にもなります。
この様にエストロゲンが分泌されている時とされていない時を比較すると、健康には欠かせないことがわかります。
分泌量を維持する事でこれらのリスクを減らす事ができるので、様々な研究が行われ増やす食品やサプリメント等が開発・販売されています。

エストロゲンを増やすには大豆イソフラボンが良い

加齢とともに減少していくエストロゲンですが、増やす事で健康を維持する事ができると考えられています。
その為にはまず増やす事よりも減少する原因を知っておく事が重要です。
加齢により分泌が減少することは生理現象なので仕方がありません。
しかし性成熟期にもかかわらず少ない方もいます。
そのほとんどは生活習慣の乱れに起因しています。

女性なら一度は考えた事があるダイエットですが、過度な行為で生理不順になったという方も多いでしょう。
生理不順の原因は女性ホルモンのバランスが乱れた事に他ならず、悪影響を及ぼしている証拠です。
エストロゲンは自律神経を整えたりする働きもあり、ストレスや身体に負担がかかる事は整えきれない負担となり表面に現れます。
逆に増やす生活習慣とは適正体重を維持する事やストレスを溜め込まない健康的な生活を送る事です。
無理しない事が一番であり、この健康的な生活を送るのにも出来る事から始めるといった気楽な気持ちも大切です。

恋をすると綺麗になると言われていますがこれは科学的にも立証されており、恋をするとエストロゲンの分泌は促進されます。
食物にもエストロゲンを増やすものがあり、それが大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンが多く含まれている食べ物は、豆腐・納豆・大豆・豆乳・みそ・油揚げ・きなこ等で、普段から食べているものも多く比較的簡単に日常生活に取り入れる事ができます。
エストロゲンと形が似ており不足していると補ってくれるのですが、多すぎると減らしてくれる働きもあります。
女性ホルモンのパートナーとも呼べる程の存在であり、積極的に摂取する事が推奨されています。

基礎体温を測ると女性ホルモンが正常に働いているかどうかがわかります。
バランスが正しければ基礎体温をグラフにするときれいな二相曲線を描きます。
自分の体調管理にも使用でき、乱れている場合は上記の様な事を取り入れると良いでしょう。